このブログを検索

上流工程って実際どんな仕事? 公共システムのAWS移行案件で担当したある一日

 

「上流工程をやってみたい」——インフラエンジニアとして働いていると、そう思う場面が一度はあるのではないでしょうか。私も数年前、資格勉強やアピールを重ねながら、ずっとその機会を狙っていました。

ただ、当時の私が一番困っていたのは、上流工程の業務イメージがまったく湧かなかったこと。要件定義・基本設計と言われても、具体的に何をしているのかが見えてこない。そんな方に向けて、現在担当している公共システムのAWS移行案件をもとに、リアルな一日を紹介します。

出社日のある一日のスケジュール
10:00
出社。メールやチャットを確認し、WBSを見ながら優先度を整理。その日のタスクを決める。
10:30〜
この日のメインタスクは「非互換資料」の作成。OSやミドルウェアのバージョンアップに伴い、機能や挙動がどう変わるかを調査して資料にまとめる作業。
現行の開発環境で実際に使われている機能・設定を確認しながら、公式ドキュメントと照合して影響の有無を判断していく。地道だが重要な工程。
12:00
休憩。外食か近くのスーパーで購入。
13:00〜
午後は余裕があれば気分転換を兼ねて別の作業へ。要件定義フェーズで作ったテスト環境の設計書のパラメータ更新など。
ちょくちょく会議が入るが、自分に直接関係のない会議もある。そういう時は「聞いている感じ」を出しつつタスクを進めることも正直ある。
定時前
作業に支障がなければ定時前に退社することも多い。割と自由な環境。
自由な環境の「裏側」について正直に言うと——
定時前帰宅も認められるフレキシブルさがある一方で、休み時間を削って残業しても、タスクが終わっていなければそれは評価されない。成果で見られる世界、ということでもある。
上流工程の面白さと大変さ

現在は詳細設計フェーズも担当しており、ゼロから設計を作り上げていく感覚があります。それが一番の面白さであり、同時に「わからないこと」が多いのも事実です。

上流を経験してから下流へのシフトはスムーズにできますが、逆に長年下流にいた状態から上流へ移るのは、経験的にも難易度が上がります。また、やはり上流工程のほうが給与水準が高くなりやすい傾向があります。

 個人的なおすすめ:若いうち、キャリアの早い段階で上流工程を経験してみてください。資格やアピールだけでなく、実際に手を動かして設計に関わる機会を、積極的に取りにいく価値があると思っています。

0 件のコメント:

コメントを投稿